進入と合流
韓国では高速道路に入るとき、すでに本線を走っている車の通行を妨げてはいけません。加速車線に入ったら方向指示器を出し、本線の流れに近い速度まで十分に加速してから、隙間を見つけて合流します。
加速車線の終わりで止まってしまうと、後続車と本線の車の両方が危険になります。早めにミラーと死角を確認して入る隙間を選びましょう。逆に本線を走っていて合流車が見えたら、安全なら左の車線に移るか速度を調整してあげると流れがよくなります。
高速道路を出るときは、出口の手前で早めに右の車線へ移り、減速車線に入ってから速度を落とします。出口を逃したら次の出口まで進みます。後退や逆走、路肩停車は絶対にしません。
走行車線と追い越し車線、制限速度
- 片側2車線以上の高速道路では、1車線(いちばん左)は追い越しをする車が使う車線です。追い越しが終わったら右の走行車線へ戻ります。
- 追い越しは前の車の左側から行います。右側から追い越すのは危険で、違反になることがあります。
- 車種によって通行できる車線が決まっています。大型バスやトラックなどは主に右側の車線を使います。区間ごとに標識で案内されます。
- 制限速度は、片側1車線の高速道路が時速80km、片側2車線以上は最高時速100km(警察庁長が指定した区間は最高120kmまで)、最低速度は時速50kmです。トラックなどは別に低い基準があり、実際の制限は標識が優先します。
- 高速道路では横断・転回・後退が禁止され、故障などやむを得ない場合でなければ停車・駐車もできません。
路肩とバス専用車線
高速道路の路肩は原則として通行できません。例外は緊急自動車、故障などやむを得ない事情のある車、そして道路管理者が路肩活用車線を運用し標識・信号で通行を認めた区間だけです。渋滞だからと路肩を走ると、故障車や避難した人とぶつかるおそれがあります。
京釜高速道路など一部区間ではバス専用車線が運用されています。バスのほか、9人乗り以上の乗用車・乗合車は6人以上乗っているときに通行できます。運用曜日・時間と区間は青い線と標識で案内されるので確認して利用します。
故障・事故時の避難手順
- 異常を感じたらハザードランプをつけ、できるだけ路肩や休憩施設など安全な場所へ車を移します。
- 車を動かせない場合は、ハザードをつけたままトランクを開けて後続車に危険を知らせます。
- 乗っている全員が車から降り、ガードレールの外など安全な場所へ避難します。車内や車の前後にとどまるのが最も危険です。
- 故障自動車表示(三角表示板)は後方から来る車が確認できる位置に置きます。夜間は四方500mの地点から確認できる赤色の閃光信号・電気灯・発炎筒もあわせて設置しなければなりません。設置が危険なら無理をせず、避難が先です。
- 安全な場所から112や119、韓国道路公社コールセンター(1588-2504)に位置を伝えます。高速道路の柱や標識の距離表示を伝えると見つけてもらいやすくなります。
居眠り運転と長距離運転
居眠り運転は、一瞬目を閉じるだけでもその間に車が何十メートルも操作なしで走るため非常に危険です。あくびが増えたり車線をはみ出したりしたら、すでに体が警告している状態です。
一般に2時間ほどごとにサービスエリアや居眠り休憩所で休むよう勧められています。コーヒーやガムより短い仮眠(15〜20分程度)が効果的だという案内が多くあります。窓を開けて換気し、出発前日は十分に眠っておきます。
眠気を誘うことのある風邪薬・アレルギー薬などを飲んだ場合は、運転前に説明書や薬剤師の案内を確認します。
よくある質問
1車線をずっと走ってはいけないのですか?
片側2車線以上の高速道路の1車線は追い越しのための車線です。追い越しが終わってもずっと1車線を走ると指定車線違反になることがあるので、走行車線に戻ります。ただし渋滞などで時速80km未満でしか走れないときは例外があります。
高速道路でパンクしたら自分でタイヤ交換してもいいですか?
路肩でもすぐ横を車が高速で通り、非常に危険です。ハザードと三角表示板で知らせ、ガードレールの外に避難してから、保険会社の緊急出動や韓国道路公社コールセンターに助けを求めるのが安全です。
出口を通り過ぎたら路肩をバックしてもいいですか?
いけません。高速道路での後退と逆走は禁止されており、非常に大きな事故につながりかねません。次の出口で出て戻ってください。
高速道路では後部座席もシートベルトが必要ですか?
はい。韓国では2018年から全ての道路で全席シートベルト着用が義務です。高速道路での事故では特に後部座席の人が大けがをすることがあります。
参考にした資料
- 道路交通法(韓国)
- 道路交通法施行規則(韓国)
- 韓国道路交通公団 安全運転統合民願
- 韓国警察庁
法令は改正されることがあります。 一般的な情報です。最新の内容は韓国道路交通公団や国家法令情報センターで確認してください。
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